当社は、長年の実績と幅広い提案とで、産業界の未来価値創造企業を目指しています。1916年の創業以来100年を超える長い歴史の中で、業界や分野に関係なく、幅広いお客様や仕入先との取引を積み重ねてまいりました。その実績を背景として各業界に精通し、最適な商品を選定する提案力を発揮しています。
当社グループは、2023年度から2025年度までの3カ年を対象とする新中期経営計画「ATOM2025」を策定し、さらなる成長を目指しています。
新中期経営計画は当社の社是、ミッションステートメント、サステナビリティ基本方針、重要課題(マテリアリティ)に基づく活動計画に位置付けられます。当社の専門性と技術力を生かし、最先端の技術により新たな価値を創出することで、中長期的な利益の拡大と、継続的な企業価値の向上を、さらに目指してまいります。
また、新中期経営計画では、経営指標の一つとしてROEを重要視し、加えて連結配当性向を意識した経営を行うこと、持続可能な社会の実現に向けた社会課題の解決と積極的な情報開示を推進することを基本方針としています。加えて、新中期経営計画の達成を目指すにあたり、事業戦略と経営基盤強化の側面から重点施策を講じてまいります。
少子高齢化が加速する中で、当社グループは、省人・省力化をテーマとして、急速に変化する製造環境に対応した商品や、環境・社会問題に対応したSDGs関連商品など、最先端技術を取り込んだビジネスモデルの確立を目指しています。
具体的には、AI・IoT技術をはじめとする先端機器を付加したシステムや、最新の画像処理装置を搭載した人協調型ロボットをはじめAMR(自律走行搬送ロボット)など、先端テクノロジーを取り入れた次世代型商品の提供を拡充しています。仕入先との連携強化や当社技術部門との協働により、コーディネイト力に更なる磨きをかけ、取扱商品の高付加価値化と差別化を進めてまいります。
2024年5月 代表取締役社長 兼 COO 香田 昌司 Koda Masashi